今回のurban potlatchでは、ドキュメンタリー監督の早川由美子監督をゲストに、イギリスにおける新たな社会運動の一つである、「オルタナティヴ•ビレッジ」についてのレクチャー•トークを行います。
2000年代以降、ヨーロッパや北米では、社会運動の世界的な高まりと同時に、政治的な運動の中で水平的、直接民主主義的な原理に基づいた生活空間を野外に一時的に作り上げる「オルタナティヴ•ビレッジ」を作り出す試みが各地で展開されていきました。
2009年には、ロンドン郊外の不動産会社の管理下にあった空き地に住み込み、庭を造り、コミュニティースペースとして開放した「エコ•ビレッジ」の運動が行われ、2010年5月から7月にかけては、イギリス国会議事堂前の広場に、反戦運動や様々な社会問題に取り組む人々が集い、キャンプを張り、議会制民主主義とは別の民主主義、すなわち「直接民主主義」に基づいた社会を作り出すデモクラシー•ビレッジ」の試みが行われました。
イギリスにおける一連のビレッジを巡る運動は、土地というものを「私有財産」から「共通なもの(コモン)」へと変える試みであると同時に、資本主義的な経済原理主義のシステムから一時的に自律した空間を作り出し、あたらしい生活、仕事、恊働の可能性を発明し、実践する社会的実験の場所でもありました。
早川監督が制作したドキュメンタリー「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」は、ロンドンの国会議事堂前でテントを張りながら反戦運動を8年間続けてきたブライアン•ホー氏とその仲間達の活動を記録した反戦運動の記録であると同時に、公共の場所での言論、集会、表現の自由を巡る戦いの記録でもありました。今回のurban potlatchでは早川監督共に、イギリスの社会運動の流れや、新しい社会空間を作り出す試みについて、写真や映像を用いながら話していきたいと思っています。
早川由美子監督のプロフィール
東京都出身。成蹊大学法学部、London School of Journalism卒業。会社員を経て2007年に渡英。ロンドンでジャーナリズムを学ぶ傍ら、反戦活動家Brian Haw氏らと出会、彼らを記録することを決意。ロンドン各地のあらゆるデモ活動に参加、撮影した経験を持つ。「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」は、初監督作品。
東京都出身。成蹊大学法学部、London School of Journalism卒業。会社員を経て2007年に渡英。ロンドンでジャーナリズムを学ぶ傍ら、反戦活動家Brian Haw氏らと出会、彼らを記録することを決意。ロンドン各地のあらゆるデモ活動に参加、撮影した経験を持つ。「ブライアンと仲間たち パーラメント・スクエアSW1」は、初監督作品。
ファシリテーター
江上賢一郎
場所 : art space tetra
日時:2010年9月17日(金)
時間:19:30 start
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