2011/02/13

革命の風景

革命の風景とはどんなものだろう?
そんな長年の疑問をエジプトの人たちが、この18日間でありったけの勇気と知恵と行動で教えてくれて気がする。

2月11日、ムバラクが辞任するという声明を発表した直後のタハリール広場の光景。


このように街の全ての人が一斉に喜び合い、走り回り、抱き合い、喚起の声を上げている。この喜びは誰かが独占する類いのものでないし、オリンピックやワールドカップのように他の人の活躍に自己を投影するものでもない。みんなの喜びであること。自分たち自身が主人公であり、他の人達も同様にその喜びを感じていることを肌で感じ、全身をもってその沸き起こる情動を受け止めることを可能にする時間。

革命というものが、単に体制の変革や権力の奪取と同じ意味であれば、それは単なる政変の道具か過ぎないが、革命は、人間が互いに偶然にもその時代、場所に生きて、共に在ることの美しさと、自分たちが持っている秘められた能力や可能性を感じ取る、そのような神秘的な力だと思う。

古い書物のインクから語られる「革命」は、どこか遠い世界の話のようであったけれど、ネットを通じて出会った、エジプトの人たちの声、表情、行動が、「革命」とは「今、人間がこのように在る為に戦うことだ」と教えてくれたように思う。

エジプトの路上にいる皆さんに、شُكْرًا.!!

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